お受験を甘く見てはいけない

投稿者: | 2016年12月7日
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これから書く内容は他人の不合格を嘲笑していると受け取られかねない内容です。
そのため、公開すべきか躊躇しましたが、反面教師になりうる内容であると判断し、公開することにしました。
個人が特定されないよう、できる限りの配慮をさせて頂きましたが、エントリーの特性上、学校名等は敢えて実名にしております。
悪しからずご了承下さい。

娘がプレ幼稚園に通っていた時のこと・・・

娘と同じクラスにPちゃん(仮名)という女児がいました。
Pちゃんは何事も器用にこなし、クラスの中心になっているしっかり者ですが、一方で言葉が早くから発達していたこともあってか未就園児(当時)とは思えないほどの癇に障る口の利き方をする一面がありました。
Pちゃんのママ(以下Pママ)は、Pちゃんが生意気な口の利き方をする度に「早くから託児所に通っていたため、年上の子どもから悪い言葉を憶えてしまった」と話していましたが、だったらその場で注意すればいいのに・・・などといつも思ったものです。
Pママは小学校受験をかねてより希望しているそうで、この幼稚園を選んだのも小学校受験を前提にしているからだとか。

少し話が変わって、娘やPちゃんが通う幼稚園について・・・

娘やPちゃんの通う幼稚園は地域で評判の「お勉強系」幼稚園で、礼儀や挨拶にもこだわりがあるため、卒園する頃には礼儀が身につくと評判。
しかも受験をせずに入園できるため、他府県からも入園希望者が駆けつけるほどの人気ぶり。
そんな幼稚園ですから小学校受験を目的に入園されるお子さんも少なくありません・・・って、実は我が家も多分にもれずそのひとりだったりしますが。

園長先生はよくこんなことをお話されていました。

「うち(幼稚園)は小学校受験のための幼稚園ではありません」

あくまで集団生活を園内教育の主軸としているのであって、結果的に小学校受験の一助になっているということです。

さて、話を戻して・・・

PママはPちゃんを京都女子大付属小(以下:京女)に入学させたいらしく、そのためにこの幼稚園を選んだとお話されていました。
しかし、Pママの話は、聞けば聞くほど首をかしげたくなるような内容でした。

Pママが京女を志望校に選んだ理由・・・

学費が安いから。
京女にはプリンセスラインというスクールバスがあるから。
徒歩圏で通学できる私立小があるにはあるが、姑が学校の近辺に住んでいるので通わせたくない。
京女だと遠方なので姑の干渉から逃れられる。

・・・これ、本気で京女を目指しているお母様が聞いたら激怒するよ。きっと。

学校見学や説明会の参加について尋ねたところ、Pママの答えは「仕事が忙しいので説明会に行く時間がない」だそうです。
ちなみにPママはフルタイムワーカー。
見学に行く時間を工面するのは至難の業かもしれませんが、京女に限らず私立小にはフルタイムで働くお母様が大勢いらっしゃいます。
時間が工面できない分、実家やお姑さんが代わって学校見学に行かれるなど連携してますけどね。
つまり実家や義実家と連携をとることは当たり前なのです。
特に私立小では仕事の忙しさを理由にする母親ほど敬遠されることをご存じないのでしょうか。

小学校受験用の幼児教室には行かないのかを尋ねたところ、Pママの答えはこうでした。

「仕事が忙しいので送迎しているヒマがない」
「あの幼稚園に行っていれば小学校受験用の幼児教室に行く必要がないと同僚が言っていた」

・・・だそうです。

同僚とやらの根拠のない助言を何故真に受ける?
前述にも書いたように、園長先生は再三にわたり、「小学校受験のための幼稚園ではありません」と主張しておられましたが、話を聞いてないんだね。

これらのやり取りからおわかりいただけるように、Pママは小学校受験を理解していないどころか、むしろ小学校受験を甘く見ているのです。
このやり取りを最後にPママとは小学校受験についての話題はしないでおこうと決めたのは言うまでもありません。

・・・また話が変わって恐縮ですが

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、京女は関西に数多くある私立小の中でも特に難関と言われています。

ちなみに平成28年度の入試データがこちら—————————-

募集人数:80名(付属幼稚園からの内部進学含)
受験者数(外部のみ):87名
合格者:内部進学41名、外部39名
補欠合格:10名

——————————————————————

このデータを見るだけで如何に難関であるかがお分かりいただけたかと思います。
募集人数もさることながら、考査のスコアにシビアなことでも有名。
それを裏付けるかのように、合格したお子さんの大半が幼児教室でも成績優秀。
当然ながら、勉強量も並大抵ではありません。
そして「ご縁」にもシビア。
それが証拠にどこに出しても恥ずかしくないほどのしっかりしたお子さんばかりが合格しているのです。
ケイkidsを主催しておられる兼田眞里先生によると「幼稚園で先生の代理が務められるほどのしっかり者じゃないと合格できない」とのこと。
特にケイkidsは小規模ながらも京女の合格者をコンスタントに出しているので、納得できます。
とてつもなく狭い京女の門を家庭学習のみで乗り切るには、サブカル母様のように余程の戦略をたてない限りは極めて困難と言えます。

それを何だ?

仕事が忙しいから学校見学や説明会に行く時間がない?

あの幼稚園にさえ行けば塾に行く必要がない?

お受験をなめんな!!!

・・・と声を大にして言いたかったです。

・・・話を戻して

プレ幼稚園から無事、幼稚園に進級した娘は、奇しくもPちゃんと同じクラスになりました。
前述にも書いたように、Pちゃんは良く言えば「率先してリーダーシップをとるしっかり者」。悪く言えば「でしゃばりで鼻もちならない子」。
その資質は幼稚園に進級しても変わることはありませんでした。
それを裏付けるエピソードとしてこんなことがありましたっけ。
ある日、シルバーをあしらったエルサの生地でレッスンバッグを作り、娘に持たせたことがありました。
それを見たPちゃんはエルサのバッグを指さし、何故か娘ではなく私にこんなことを言いました。

「最低最悪!ムカつく」

「アナと雪の女王」の熱烈なファンのPちゃんにとって自分が持っていないものを娘が持っていたことが面白くなかったのです。
この他にもPちゃんは、テレビで見た空手の真似事だと言って幼稚園の先生に蹴りを入れたこともありました。
でもPママは躾はキチンとしていると自負しているんですよね。これが。
娘をはじめ同じクラスの園児に意地悪や粗暴な振る舞いこそしませんでしたが、あのような資質故にクラスではやや異端気味でした。
ここだけの話ですが、担任の先生はPちゃんを疎んじてましたっけ。
でもPママはそんな担任の先生に不満を持っておられるようでした。

プレ幼稚園から数年後・・・

プレの頃からPちゃんの資質は依然変わることがなく、且つPママの受験への姿勢が変わらないまま京女を受験したそうですが、案の定不合格。
地元の公立に進学することになったそうです。

多分・・・だけど

Pちゃんはきっと非上位校を受験しても残念な結果になっていたと思います。
非上位校は、京女ほど考査へのシビアさがない代わりに「ご縁」にとてもこだわるのが特徴。
特に非上位校の場合は、学校の「好みのタイプ」が判断基準になることが少なくありませんので、「ご縁」に関して言えば非上位校の方がシビアかもしれません。
言っちゃ悪いけどPちゃんタイプを歓迎してくれる学校ってないんじゃないかな。
前述の担任の先生の件もそうですが、大人から敬遠されやすい子ってお受験においては本当に致命的なんですよ。
しかし、一番の敗因はPママがお受験を甘く見ていたことではないでしょうか。
「たられば」は禁物ですが、もしも・・・

生意気な言葉遣いを改善させる努力をしていれば
忙しいながらも家庭学習や情報収集など少しでも手間暇をかけていれば・・・ちなみにPママは家庭での対策は一切していなかったそうです。
実家や義実家と連携していれば
仕事を言い訳にしなければ
同僚の根拠のない助言を真に受けなければ(「あの幼稚園に行けば塾に通う必要がない」発言)
そして京女へのこだわりを捨てPちゃんに合った学校探しを真剣にしていれば

もう少し違った結果になっていたのかも知れません。

最後にこれだけは言わせてください。

難関校であろうが
名門校であろうが
中堅校や非上位校であろうが

小学校受験を甘くみると痛い目を見ると断言します。
いくら取り繕っても面接などで簡単に見破られますよ。

お受験を甘く見てはいけない」への2件のフィードバック

  1. 匿名

    古い記事に失礼します。
    実質2倍で関西は難関ですか。羨ましいです。
    都内は最難関で7〜10倍。難関で5倍です。
    上は第一志望に通った終了組ですが、下の子が控えています。。受験の日々を思い出すと、ため息が出ます…苦笑
    最難関は記念受験の方のほうが珍しい(皆さん熱意や母力がすごい)ので、それはそれでプレッシャーです。

  2. 淀屋橋アキ 投稿作成者

    >匿名さま

    初めまして~♪
    淀屋橋アキと申します。

    >実質2倍で関西は難関ですか。羨ましいです。
    >都内は最難関で7〜10倍。難関で5倍です。

    関西有名私立小の倍率を聞けば、関東の方は驚かれるのではないでしょうか。
    関西の場合は、特に公立思考の側面が強いためか、倍率にも見事にあらわれてます。
    更に言えば教育にお金をかけるという概念に疎いご家庭がまだまだ多いのも理由のひとつです。
    なので最難関の倍率が2倍と聞いて驚かれるのは当然だと思います。

    >最難関は記念受験の方のほうが珍しい(皆さん熱意や母力がすごい)ので、それはそれでプレッシャーです。

    関東は特に熱心だと思いますから、焦りやプレッシャーは想像以上だと思います。
    ですが、関東のような厳しい状況の中で実績を作っておられるのですから、次に控える受験もご縁がいただけるはずです!
    どうかお体に気を付けて頑張って下さい!
    それと古い記事へのコメントは随時大歓迎です☆

    【追伸】
    よろしければごく一部ではありますが関西主要校の受験結果(2016年開催分)をご紹介します。

    関西大初等部
    募集:60名
    受験者数:109名
    倍率:1.8倍

    立命館小
    募集:120名(うちプライマリーが100名、一般が20名)
    受験者数(プライマリー):171名
    受験者数(一般):13名

    同志社小
    募集:60名。+30名以内内部進学枠あり。
    受験者数:78名
    合格者数:62名

    洛南高校付属小(←関西最難関)
    募集:90名
    受験者数:121名
    合格者数:93名

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