合格の理由・不合格の原因

投稿者: | 2016年12月22日
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2017.11.04:加筆修正

【注】
これから書くエントリーは、前回のエントリー同様、他人様の不合格を嘲笑していると受け取られかねない内容です。
表現やプライバシーにはできる限り配慮しておりますが、一部学校名はエントリーの特性上、敢えて実名にしていることをあらかじめご了承ください。

さて・・・

娘が通っていた幼児教室に、今年4月に3名のお子さんが、更に二ヶ月後の6月には1名のお子さんが入会してこられました。

Aくんの志望校は、新設校であるにもかかわらず今や京都で人気ナンバーワンの某ブランド校
Bちゃんの志望校は、京都に古くからある上位校
Cちゃんの志望校は、大阪にこれまた古くからある中堅校
Xちゃんの志望校は、京都女子大付属小(以下京女)

ちなみにCちゃんとXちゃんは娘と同じ幼稚園に通う女児。

受験準備を始めるにしては遅いスタートダッシュでしたが、結果はXちゃん以外全員合格。
スタートダッシュが遅いのに何故合格できた!?・・・と不思議に思われたことでしょう。
しかし、ちゃんと合格できた理由があるのです。

Aくんの場合・・・
Aくんが通っているインター系の幼稚園では普段から受験対策がカリキュラムに組み込まれていたそうで、幼児教室に入会する頃には既に基礎が身についていました。
お母様によると考査までの総仕上げのために幼児教室に入会されたとのこと。

Bちゃんの場合・・・
Bちゃんの志望校はお姉ちゃんが通っている学校でもあります。
しかもお姉ちゃんは、かつてBちゃんと同じ幼児教室に通っていたため、お母様は既に合格のノウハウを持っていたのです。
入会するまでの間、着々と準備を進めていたため、入会後はそれほど困ることがなかったそうです。

Cちゃんの場合・・・
Cちゃんが入会してきたのは今年6月と更に遅いスタートダッシュでした。
難航気味のCちゃんを目の当たりにしたお母様は、焦りを隠せずスタートが遅かったことをとても悔やんでおられました。
オプション講座である個別指導を受講しようにも予約が埋まってしまい、お母様は窮地に追い込まれます。
しかし、お母様はあきらめなかった!
外部の個別指導教室を片っ端から探し回り、夏休みが始まる頃には幼児教室と個別指導教室の掛け持ち状態。
その結果、見事合格!!
ちなみにCちゃんの場合は、お父様が志望校のOBだったことや幼稚園直営の算数教室に通っていたことも功を奏しました。

そして、Xちゃんのみが不合格となりました。
しかも幼児教室全体で不合格だったのはXちゃんただひとり・・・。

なぜXちゃんだけが不合格だったのか・・・もちろんちゃんと原因があります。

ひとつめの原因・・・
Xちゃんのお母さんの小学校受験に対する姿勢。
Xちゃんのお母さん(以下Xママ)によると京女以外は受験する気がないそうで、「だめでもともと」「無謀な挑戦」というネガティブな言葉が頻繁にXママの口からでてきました。
特に「無謀な挑戦」という言葉が頻繁に出てきたことをよく憶えています。
これらの発言からお分かりいただけるように、Xママには「絶対に合格させてみせる!」という気迫に欠けるところがあったのです。
更に言わせていただくなら、「京女がダメだったら公立に行くから」という発言もXママの口から頻繁に出ていました。
ネガティブな言葉は口にすればするほど現実のものになるのです。

二つ目の原因・・・
準備があまりにも遅すぎたこと。
幼児教室の先生によると、難関校の受験準備は年中クラススタート時から行うべきとのこと。
その理由は、難関校の場合は特に対策に時間がかかるためですが、Xママの場合は、準備があまりにも遅すぎました。
前述のAくんの場合は、単に幼児教室への入会時期が遅いだけで下地は既にできていたので準備が遅いわけではありません。
しかしXちゃんの場合は入会まで一切何も準備していなかったので、難関校を目指すにはあまりにも遅いと言えます。
特にXちゃんの場合は、何事もスローペースで嫌な事があるとすぐに投げだすところがあり、更には大人の男性を前にすると何も話せなくなります。
失礼を承知で申し上げると、小学校受験に向いているとは言い難い資質のお子さんだと思います。
しかし、こうした資質を持っていたとしても早くから準備していれば克服できたはずなんですよね。
こうした資質をお持ちのお子さんと分かっているのに何故もっと早く対策しなかったのでしょう。
ちなみに大人の男性が苦手という資質は最後まで克服できなかったそうです。

三つ目の原因・・・
小学校受験を甘く見ていたこと。
Xママもまた、京女を目指した理由が「名門校であること」と「学費が安いこと」であり、Xちゃんの資質は度外視。
このブログでも再三申し上げているように、お子さんの資質を無視した受験は確実に不合格になります。
スタートダッシュがあまりにも遅すぎる点も失礼ですが小学校受験を甘く見ていたと言わざるを得ません。

・・・以上が原因ではないかと思います。

こうしてXちゃんは残念な結果となりましたが・・・Xママは意外にあっけらかんとしていて、屈託のない笑顔で「不合格通知が来たその日に『フィットちゃん』を買っちゃったわ」などと不合格だったことを話して下さいましたが、肝心のXちゃんは殊の外、不合格のショックが大きかったようです。
当初はXママ同様、明るい表情で不合格だったことを自慢話のように娘に話すXちゃんでしたが、日に日にXちゃんの表情に陰りが見えはじめ私や娘を避けるようになりました。
同じ幼稚園に通うCちゃんにも近づく気配がありません。
ある日、Xちゃんが私のところに駆け寄るなり、こんなことを言いました。

「(娘の名前)ちゃんが私にくっついてきて迷惑だから、もうくっついてこないでってちゃんと言っといて」
「ねぇ、聞いてるの?」

大人げないのを承知の上でこう言い返しました。

「そんなこと、自分で言えば?」

Xちゃん、うつむいて黙ってましたっけ。

Xちゃんにしてみれば、不合格の悔しい気持ちをどうすればよいのかわからないのでしょうけど、他人の保護者に八つ当たりしていいわけがありません。
このXちゃんの悪態を見て、XママがXちゃんの気持ちに寄り添っていたのか疑わしくなりました。
気持ちに寄り添っていれば、あのような悪態をつくとは思えませんので・・・。
後に娘には、「Xちゃんのことはそっとしておいてあげよう」とだけ伝えました。
当初はあっけらかんとしていたXママも次第によそよそしい態度になり、卒園が近づくころには私にもCちゃんママにもガン無視でした。
「京女がダメだったら公立に行くから」なんてよく口にしていましたが、Xママもまたショックが大きかったのでしょうね。

時々、「志望校でご縁が頂けなかったら公立小に行くから」などと発言するママさんがおられますが、その発言には何の覚悟もないと断言します。
何の覚悟もないから不合格になったらなかなか立ち直ることができませんし、Xママのように手のひら返しの態度をとるのです。
そればかりか、「志望校でご縁が頂けなかったら公立小に行くから」という発言は「ダメな子は公立に行く」という烙印を我が子に押している行為でもあるのです。
その安易な発言が我が子の自尊心を傷つけていることにお気づきになってはいかがでしょう。

最後に・・・

小学校受験の不合格をどう受け止めるか・・・
とても難しい問題だと思います。
前向きになるお子さんもいれば、落ち込むお子さんもいらっしゃるでしょう。
しかし、大切なことは最後まで頑張ったお子さんを称えることではないでしょうか。

また「たられば」の話をしますが

もしも・・・
もっと早くから準備していれば
もっとお子さんの資質を観察していれば
京女にこだわらず、お子さんの資質に合った学校探しをしていれば
お子さんの気持ちに寄り添っていれば
合格への気迫があれば

良い結果が待っていたかも知れません。

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