推薦状についてのお話

投稿者: | 2019年3月15日

「熱意のお手紙」に何の効力もありませんよ。

幼稚園や幼児教室、果ては在校生の保護者などに推薦状を依頼される方が時々いらっしゃいますが、推薦状にどれほどの効力があるのでしょうか?

答えはほぼゼロ。

志望校に推薦状を出したところでかえって印象が悪くなる恐れがありますし、特に洛南・城星に至ってはコネが通用しないのに、ましてや推薦状など通用するわけがありません。
なになに?
その根拠はって?
根拠ならあるよ♪
洛南については、上記のリブログ参照ね。
城星については、縁あって知り合いになれた在校生のお母様にいろいろと事細かに教えていただきました。
ちなみにその方は兄弟そろって合格させた凄腕なんですよね、これが。

では洛南・城星以外ならどうか?
当ブログによく名前が挙がるニチガクのご担当者様によると印象が悪くなるだけなのでやめておきましょうとのことです。
ただし、学校によっては推薦状を考慮する場合もあります・・・が、あくまで判断基準のひとつに過ぎません。
推薦者として効力を発揮するとすれば、付属幼稚園の先生や保護者が卒業生であることを含む学校関係者。
学校と関係のある議員さん、学校とお得意さん関係にある幼児教室などでしょうから現実は厳しいかもね。

さて・・・

さきほどから「印象が悪くなる」という言葉が何度か出てきていますが、推薦状を出すと何故印象が悪くなるのでしょう?
では、推薦状をラブレターに置き換えて考えてみましょう。

ある日、Aくんからラブレターを受け取りました。
しかし、よく見るとラブレターを書いたのはAくんのクラスの担任の先生で、手紙の内容はAくんがいかに素晴らしい生徒であるかがとうとうと書かれてある上にAくんと交際することを強く薦める言葉で締めくくられています。
もしくは、Aくんからラブレターを受け取りましたが、ラブレターを書いたのはAくんではなくあなたの家のとなりに住むおばちゃんからでした。
手紙の内容はやはりAくんがいかに素晴らしい男性であるかがとうとうと書かれ、これまたやはりAくんと交際することを強く薦める言葉で締めくくられています。

さぁ、こんな手紙をもらったらどう思いますか?
もうドン引きですよね?
Aくん本人が書いたラブレターだったとしても、その内容が一方的な内容だったら嫌な気持ちになりませんか?

結局、推薦状もラブレターも根っこは同じで、推薦状を書いたところで推薦したご家庭が志望校に合わなければ合格できませんので、推薦状などなんの意味もないということなのです。
もっと言うと、本来なら面接や願書の志望動機欄に自身でアピールすべき事柄を推薦状を使って他人にアピールさせていることと同じなので、それらの点も印象が悪くなる理由の一つだと私は思います。
何よりも推薦状を書いたところで

志望校と家庭の雰囲気が合う
考査の基準を満たす

この二つが一致しないことには話にならないんじゃないのかな。

時々、推薦状や熱意のお手紙の書き方を指導すると称する幼児教室が散見されますが、少なくとも大手の幼児教室では絶対にありえないですし、そんな眉唾な指導をする幼児教室は早急に辞めたほうがいいかもね。

切羽詰まるお気持ちはよくわかりますし、藁をも掴みたいというお気持ちも痛いほどわかります。
3年前は我が家も同じ気持ちでしたから他人事ではありません。
ですが、お受験ってご縁なんですよ。
考査の基準を満たすことも大切ですが、それ以上に志望校の校風に合うご家庭でないと合格できないのが現実なんです。
確実に合格するためにも志望校を慎重に選び、しっかりと戦略を立てて準備をすることが一番ではないでしょうか。
そうした努力を志望校はきっと見ているはずです。

追伸)
ラブレターのたとえ話は、こちらのブログをパクリ・・・もとい参考にしました。
ことり様、すみません!

【参考リンク】

ニチガクと言えば模擬試験と「ウォッチャーズ」でおなじみですが、実はこちらの本も有名。
お受験本は数あれど、この本はお受験入門書としてはベストセラーではないでしょうか。

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