私立小とお金に関する割と現実的なお話

投稿者: | 2019年5月13日

小学校受験や私立小生活には何かとお金がかかるのはもはや定説。
では、私立小生活をしているご家庭は総じてお金持ちなのか?

答えは、半分イエスで半分ノー。

半分イエスの場合・・・

学校によっては大半がお金持ちのご家庭ばかりというところもあります。
名前は出せませんが、ある私立小では生徒さんのご家庭の大半が開業医に会社経営者、弁護士、有名大の大学教授に老舗・・・なんですって、奥様。
そんなセレブなご家庭ばかりが一同に揃っている理由はズバリ!高額な学費に毎年30万円から支払わなくてはならない寄付金にあります。
年間の学費が8~90万円に加えて修学旅行を始めとする行事や教材費、中には留学費用や専用タブレットだってありますので実質は100万円を軽く超えるでしょうね。
そこへきて大半のご家庭は習い事や通塾をしているでしょうから、そうなると必然的にお金持ちのご家庭ばかりが集まってしまうというわけです。
よく私立小では保護者付き合いにお金がかかると言われていますが、学校によっては派手なとこもあれば我が娘の学校のように至って淡白なところもあるので一概に言えません。

半分ノーの場合・・・
関西には学費が70万円以下の私立小が数多くあります。
開校が古い学校ほど寄付金不要という学校がいくつも実在しますからね~。
寄付金不要な理由は、地元の提携企業や関連団体(特に宗教系に多い)、歴代の卒業生がたっぷり寄付金を支払って下さるからです。

・・・ここからが本題。
今回は「半分ノー」の場合について主軸をおきたいと思います。

私立小によっては学費が私立幼稚園の月謝と大差ないところもあります。

・・・が
・・・しかし

ここで見落としてはいけない大切なことは、学費だけではないってことです。

有名マイナーにかかわらず私立小には可視化されていない費用が数多くあります。
その「目に見えない費用」を箇条書きにするとこんなカンジでしょうか。

  1. 定期券
    私立小と言えば電車通学といわれているほど電車通学率が圧倒的に高いです。
    そうなると定期券が必要となるわけですが、通学時間が優に一時間を越える場合はいくら学割が適用されるとは言え定期代がかさみます。
  2. 制服代
    小学生は心身ともに成長する時期。
    特に体の成長は著しいですので、制服の買い替えが必須となります。
    学校のバザーなどでサイズアウトした制服が出品されていることがありますが、争奪戦必至です。
    また、大半の私立小では学校指定の靴を履くことが義務付けられているので靴の買い替えも必須です。
    ちなみに我が家では3回くらい靴を買い換えてます。
    子どもの足の成長、恐るべし!
  3. 塾及び習い事
    昔と違って今は一定の成績を維持しないと内部進学させてくれません。
    家庭学習だけで補えるお子さんはいらっしゃるかも知れませんが、そんなお子さんはきわめて稀というもので、大半のお子さんは通塾を余儀なくされます。
    中には通塾する一方で通信教育を利用するお子さんも少なくありません。
    また、習い事に力を入れているご家庭が多く、習い事を一切していないご家庭はむしろ稀有な存在と言えるでしょう。
  4. 校外学習費
    私立小では宿泊を伴う課外学習が多いです。
    宿泊を伴うとなると数万円は必要ですよね。
  5. 検定試験代
    多くの私立小では検定試験に力を入れているところが多いです。
    一回あたりの検定料は2000円もしませんが、検定に合格するための準備としてテキスト必須となりますので、これを6年生まで続けると馬鹿にならない金額となるでしょう。
    ちなみに我が家では算数検定と漢検を毎年受験していますが、今年中にJETも受験する予定です。

ザッと箇条書きにするとこんなカンジになりましたが、他にもっとあるかも知れません。

・・・ところで

こちらをご覧ください。
こちらは7年ほど前に「発言小町」に投稿されたものですが、この投稿文をご覧になりどう思われましたか?
「発言小町」と言えば釣り投稿でおなじみですが、この投稿文ももしかすると釣りかもしれません。
ここでは「釣りではない」という前提で大真面目に書きたいと思います。

できれば私立小学校を考えているのですが、今年から主人のお給料が下がったことや、2人目が産まれたことなどで、経済的に少し心配になってきました。
企業規模がそれほど大きいものでなければご主人の給料が上がる見込みは薄そうですね。
二人目が生まれたとありますが、経済的に不安をおぼえている時点で私立小どころではないでしょう。

ただ、お友達のご家庭は、医師、大学教授、自営業と、3人とも我が家よりは裕福な暮らしぶりです。聞けばこちらの私立小学校はクラスの半分は医者のご家庭だそうで、入ったものの娘が惨めな思いをしないだろうかと不安もあります。
まず、家庭の雰囲気が合っていませんので入試の時点ではじかれる可能性が高いです。

2人目は男の子なので、絶対に公立に行かせたいと思っています。
兄弟間で妙な不協和音を起こす可能性があるので、やめたほうがいいでしょう。

私立小学校、毎月6万弱かかるそうです。主人はお給料が下がり手取り月収28万。家のローンもあります。
給料が下がった。
二人目が生まれた。
住宅ローンあり。
そこへきて私立小となると、この先待っているのは奨学金地獄か老後破綻ですぜ。
更に加えると、小学校受験の準備には何かとお金がかかりますが、その点も考慮してるかな?

習い事も多いと聞くし、我が家のような家庭は根本的に私立には向いていないのでしょうか?
家庭の雰囲気がそもそも合っていませんし、これだけ経済的に厳しいとなると向いていないのは火を見るより明らかというもの。

ちなみに発言小町内でのレスは実に手厳しいものばかりでした。

結局はFPに相談することが一番かなって思いますよ。
最近では保険やクレジットカードのオプションでFPに相談できるサービスがあったりしますからね。

私立小にはサラリーマン家庭のお子さんが大勢いらっしゃいます。
あきらめる前にまずは数年先も見据えた戦略を立てることや学費を含めて家庭の雰囲気にあった学校探しをすることが大切ではないでしょうか。