以前も同じ話をしたと思いますが・・・
時々有名校に執着する親御さんがいらっしゃいますが、必ずと言っていいほど決まってこう言います。
「有名校や難関校こそ受験して通う価値がある」
「中途半端な学校を受験する意味がない」
まるで「二月の勝者」に登場する今川母、島津父、原母みたいですね~(苦笑
たまたま子どもの相性が合う学校が難関校や有名校だったというならそれでいいかもしれませんが、そうでない場合はどうでしょう?
やはり何度もこのブログでお話しているように実力以上の学校に入ってしまったばかりに授業についていけず深海魚になり、有名校に入ったはずが自ら茨の道を選んでしまったという悲劇が想定されます。
全落ちも然りです。
有名校や難関校ばかりを受験し、こうした親御さんが言うところの「中途半端な学校」には眼中になく、結果全落ち。失意の中で公立中に進学するという話は非常に多いです。
こうした有名校狙いの親御さんが言うところの「中途半端な学校」の定義はこちらのエントリーをご覧ください。
さて・・・そもそも中途半端な学校は行く価値がないのでしょうか?
中途半端な学校と見下す親御さんほど、実はその学校について何も知らないという方がほとんどではないでしょうか。
では、ここで京阪神にある中途半端と位置づけされている学校を16校ほどチョイスしてご紹介したいと思います。
この16校の偏差値は36から55と開きがあり、特に偏差値40台の学校が大多数でした。
一見すると偏差値が高いとは言い難いですが、甘く見てはいけません。
この16校の高校の偏差値は全部、中学の偏差値より10ポイント以上高く高校受験で受験するほうが困難ということです。
一例を挙げると、某中高の場合は中学の偏差値が36に対し高校は53といきなり17ポイントもアップしています。
もう一つは大学進学実績。
この16校は国公立・関関同立の合格者を安定的に出していますし、中には早慶やGMARCH系の合格者もはじき出している学校もあります。
更には毎年京大・阪大・神大の合格者を毎年しかも現役合格で輩出している学校もあるから恐るべし。
中途半端な位置づけにされている学校ほど実はおいしい学校と言えますし、有意義な学校生活を送ることができるのではないでしょうか。
【参考リンク】
いわゆる中途半端な学校といわれる学校について黒木先生が言及するエピソードが収録。